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名詞
1
標準
文例 · 用例
――私には六本指、指だよ。
泉鏡花 卵塔場の天女 青空文庫
――一体、女形の面裡からものが見えるッて事はないのに、指が真向うへ立ったんだ。
泉鏡花 卵塔場の天女 青空文庫
(余計な身寄は指のようなものだ。
泉鏡花 卵塔場の天女 青空文庫
だって、余計なものは肉親も指でしょう、(血と肉と一つに溶けるのは、可愛い恋しい人ばかりだ。
泉鏡花 卵塔場の天女 青空文庫
」「信じますね、……確かですね――そうすりゃ、私かって、内の亭主は指です。
泉鏡花 卵塔場の天女 青空文庫
」「舞台だけの役者だって、私は、兄さんの羽衣とかの天人の顔を見ているより、青めりんすを引撲くか、指の講釈を聞く方がどんなに嬉しいか知れやしない。
泉鏡花 卵塔場の天女 青空文庫
」「指を切るんです。
泉鏡花 卵塔場の天女 青空文庫
寺院は随一の華主なる豆府屋の担夫一人、夕巡回にまた例の商売をなさんとて、四ツ谷|油揚坂なる宗福寺に来りけるが、数十輛の馬車、腕車、梶棒を連ね輪をべて、肥馬|嘶き、道を擁し、馭者、馬丁、車夫の輩、手に手に桝を取りて控えたる境内には、一百有余の俵を積み、白米|筵に山をなせり。
泉鏡花 貧民倶楽部 青空文庫