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名詞
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標準
文例 · 用例
長塚はしばらく京して毎日の様に先生の所へ往っている。
伊藤左千夫 正岡子規君 青空文庫
「鶯の声まだ渋く聞ゆなり、すだちの小野の春の曙」というときの渋味は、渋の意で第一段たる「正」の段階を示している。
九鬼周造 「いき」の構造 青空文庫
何故ならば、眼はもはや、平行線の二元性を停なく追求することができないで、正面より直視する限りは、系統を異にする二様の平行線の交点のみを注視するようになるからである。
九鬼周造 「いき」の構造 青空文庫
その鮓は、時間の沈する底の方で、静かに、冷たく、永遠の瞑想に耽っているのである。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
死を待つわけもないのだが、私にしても今はもう弟の死を近いことに思つてゐたので、在を一日々々と伸ばすことは、今日死ぬか今日死ぬかといふことのやうな気がするのでもあつた。
中原中也 亡弟 青空文庫
しかし、駒鳥の錘を投げるような鋭い声は、沈がちな、中層の空気を引っ掻き廻している。
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
ロープはぬれて、固くなって操作に非常な困難と遅とを招いた。
葉山嘉樹 海に生くる人々 青空文庫
光琳という画家も、むかし私どもの京都のお家に永く在して、襖に綺麗な絵をかいて下さったのです。
太宰治 斜陽 青空文庫