年盛り
としざかり
名詞
標準
prime of life
文例 · 用例
中でも彼女の隣の猪首で年盛りの男は卑屈なほど彼女の世話を焼いて居る。
— 岡本かの子 『ドーヴィル物語』 青空文庫
そして膚と襦袢との間から、懊しい年盛りの女の香気がムンムンと立ちのぼってくるような気がした。
— 海野十三 『深夜の市長』 青空文庫
肌は上半身だけであるにしても蚤にさゝれた跡一つなく、首筋も玉を伸べたやうで、年盛りの女一人殺すほどの傷はないのですが、體温は冷えきつて最早呼び活ける見込みもなく、夜半前後に息を引き取つたことは疑ふべくもなかつたのです。
— 女護の島異變 『錢形平次捕物控』 青空文庫