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擡げる

もたげる
動詞-一段動詞-他動詞
1
標準
to raise (one's head)
文例 · 用例
若し、飯場の人たちが、親も子も帰らない事を気遣って、探しに来なかったならば、その親たちと同じ運命になるのであったほど、執拗に首を擡げる事を続けたであろう。
葉山嘉樹 坑夫の子 青空文庫
肉親に不吉がありそうな、友達に裏切られているような妄想が不意に頭を擡げる
梶井基次郎 泥濘 青空文庫
馬ならずとも、牛ならずとも噛みしめて見たいやうな寢よげな若草が叢がつて尖つた葉先きを空の方へ擡げる
有島武郎 青空文庫
襖に半身を隠して老番頭、呆れ顔の長いのを、擡げるがごとく差出したが、急込んだ調子で、「はッ。
泉鏡花 伊勢之巻 青空文庫
」       四「お痛え、痛え、」 尾を撮んで、にょろりと引立てると、青黒い背筋が畝って、びくりと鎌首を擡げる発奮に、手術服という白いのを被ったのが、手を振って、飛上る。
泉鏡花 露肆 青空文庫
どれが雌だか、雄だか、黒人にも分らんで、ただこの前歯を、」 と云って推重なった中から、ぐいと、犬の顔のような真黒なのを擡げると、陰干の臭が芬として、内へ反った、しゃくんだような、霜柱のごとき長い歯を、あぐりと剥く。
泉鏡花 露肆 青空文庫
疑わずにお買い下さい、まだ確な証拠というたら、後脚の爪ですが、」 ト大様に視めて、出刃を逆手に、面倒臭い、一度に間に合わしょう、と狙って、ずるりと後脚を擡げる、藻掻いた形の、水掻の中に、空を掴んだ爪がある。
泉鏡花 露肆 青空文庫
曳出された飛脚は、人間が恁うして、こんな場合に擡げると些しも異らぬ面を擡げて、ト牛頭と顏を見合はせた。
泉鏡太郎 みつ柏 青空文庫
作例 · 標準
それまで諦めていたが、心の中にふと希望が頭を擡げてきた。
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組織の中で権力を握ろうとする不穏な動きが、徐々に頭を擡げ始めている。
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解決したはずの問題が再び頭を擡げ、担当者は対応に苦慮している。
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擡げる(もたげる) — 幻辞.com