地続き
じつづき
名詞
標準
adjoining land
文例 · 用例
先ほどの処の地続きは平にならされてテニスコートになっている。
— 梶井基次郎 『路上』 青空文庫
昼間、子供達が板を尻に当てて棒で揖をとりながら、行列して滑る有様を信子が話していたが、その切り通し坂はその傾斜の地続きになっていた。
— 梶井基次郎 『雪後』 青空文庫
ある時は、眼に見えぬ魂か何ぞのように、ズルズルズルと音を立てながら麦打ち場から舞い上って、地続きの廃業した瓦焼場から、これも夜逃げをした紺屋の藍干場へかけて狂いまわり、又は、森の中に立ちあらわれて、見る人も聞く人もない淋しい、悲しい心を、落葉と共に渦巻き鳴らしつつ暗い木立の奥に迷い込んで行く。
— 夢野久作 『塵』 青空文庫
庭は一面に荒れ寂れて垣なども型ばかり、地続きの田圃に働く田植の群も見渡せる。
— 岡本かの子 『小町の芍薬』 青空文庫
それでも先代の親仁と言うのが、もう唯今では亡くなりましたが、それが貴下、小作人ながら大の節倹家で、積年の望みで、地面を少しばかり借りましたのが、私庵室の背戸の地続きで、以前立派な寺がありました。
— 泉鏡花 『春昼』 青空文庫
……特に奇蹟と存じますのは、――家の地続きを劃って、的場を建てましたのですが、土地の様子、景色、一本の松の形、地蔵のあるまで。
— 泉鏡花 『唄立山心中一曲』 青空文庫
地続きの桃畠へ入ると、さあ、たくさん取れ、今じゃ、さんがいい児にするぜ。
— 泉鏡花 『縁結び』 青空文庫
四一八九一年五月×日 自分の領土(及び其の地続き)内の探険。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
作例 · 標準
この半島は細い砂州で大陸と地続きになっており、干潮時には歩いて渡ることができる。
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隣接する県とは地続きだが、深い山脈に遮られているため、文化圏は大きく異なっている。
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かつては島だったが、埋め立て工事によって本州と地続きになり、交通の便が劇的に向上した。
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