徂落
徂落
名詞
標準
文例 · 用例
次に又尤も重大な疑問とすべきことは、※氏の言へる如く釋詁も釋言も共に終也を以て終るべき筈であるのに、釋詁が終也を以て終らないで其の次に崩薨無禄卒徂落殪死也を以て終つてゐることである。
— 内藤湖南 『爾雅の新研究』 青空文庫
これから生ずる疑問は釋詁篇が最初に出來た時は崩薨無禄卒徂落殪死也の一節が未だ無かつたのみならず、釋言が釋詁の體裁に從つて爾雅に附加へられた時にも猶此の一節が無かつたのではなからうかといふことである。
— 内藤湖南 『爾雅の新研究』 青空文庫
更に此の死也の一節から生ずる疑問は徂落といふ尚書堯典の中の文字が釋詁の増益せられた部分に存在してゐることである。
— 内藤湖南 『爾雅の新研究』 青空文庫
勿論これは互訓の證據とすべきものが無いのであるが、恐らく徂落とか都とかいふ文字と同じ時に釋詁に増入せられたものに相違無からうと思ふ。
— 内藤湖南 『爾雅の新研究』 青空文庫
堯典に曰く、二十有八|載、放勲乃ち徂落せり、百姓|考妣を喪するが如くなりき、三年、四海、八音を遏密せりと。
— 和辻哲郎 『孔子』 青空文庫