可惜
あたら異読 あったら
副詞頻度ランク #42027 · 青空 164 例
標準
alas
文例 · 用例
見る目は人の咎にして、有るまじき事と思ひながらも、立ちし浮名の消ゆる時なくば、可惜白玉の瑕に成りて、其身一生の不幸のみか、あれ見よ伯母そだてにて投げやりなれば、薄井の娘が不品行さ、両親あれば彼の様にも成らじ物と、云ひたきは人の口ぞかし、思ふも涙は其方が母、臨終の枕に我れを拝がみて。
— 樋口一葉 『雪の日』 青空文庫
」 で、父が一伍一什を話すと――「立替えましょう、可惜ものを。
— 泉鏡花 『国貞えがく』 青空文庫
「ね――義兄さん、……お可哀相は、最う疾くのむかし通越して、あんな綺麗な方が最うおなくなんなさるかと思ふと、真個に可惜ものでならないんですもの。
— 泉鏡太郎 『続銀鼎』 青空文庫
あれよ、……あの、大学校の大教室に、椅子で煙草を喫んでござった、人間離れのした神々しい豪い処を見ぬ前だで――あれを見た目にゃ、こんなその、土竜見たようになってしもうた俺が手で、危いことするは余り可惜ものだ思う気が、ふいと起ってどうにも出来ねえのですのだで。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
心状のほどは知らず、中間風情には可惜男振の、少いものが、身綺麗で、勞力を惜まず働くから、これは然もありさうな事で、上下擧つて通りがよく、千助、千助と大した評判。
— 泉鏡太郎 『片しぐれ』 青空文庫
此の一|歩に身のかはを剥がれたために可惜や、お春と云ふ其の娘は繼母のために手酷き折檻を受けて、身投げをしたが、其も後の事。
— 泉鏡太郎 『二た面』 青空文庫
心状のほどは知らず、仲問風情には可惜男振の少いものが、鼻綺麗で、勞力を惜まず働くから、これは然もありさうな事、上下擧つて通りがよく、元二元二と大した評判。
— 泉鏡太郎 『二た面』 青空文庫
はて、可惜二つない肝を潰した。
— 泉鏡花 『多神教』 青空文庫
作例 · 標準
毎日、可惜について考えています。
我が社の可惜戦略は重要です。
可惜の原理は複雑である。
可惜という言葉が頭から離れない。