純粋理性批判
じゅんすいりせいひはん
名詞
標準
Critique of Pure Reason (Kant)
文例 · 用例
関東育ちでカントの『純粋理性批判』の訳者である天野君はアナゴは知っていたがアマゴを知らなかったのである。
— 九鬼周造 『偶然の産んだ駄洒落』 青空文庫
純粋理性批判は産めないが、カントを産む事が出来る」と云っている。
— 寺田寅彦 『アインシュタインの教育観』 青空文庫
特に僕等のやうな「柔軟な頭脳」の所有者にとつては、あの幾何学公式のやうな書体で書かれた「純粋理性批判」の第一頁を読むだけでも、独逸的軍隊教育の兵式体操を課されたやうで、身体中の骨節がギシギシと痛んで来る。
— 萩原朔太郎 『ニイチェに就いての雑感』 青空文庫
ロシアの草を見ていると私は反対に、突拍子もなく、カントの純粋理性批判を感じる。
— 横光利一 『欧洲紀行』 青空文庫
一七八一年の『純粋理性批判』の新しき哲学法は一切の文化領域に対して基礎を与えることを以てその任務とする、そしてかかる任務は『プロレゴーメナ』によって見誤る余地もなく繰り返えして主張された(一七八三年)。
— 戸坂潤 『エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説』 青空文庫
私が出たゼミナールで使われたのはカントの『純粋理性批判』とヘーゲルの『論理学』とであった。
— 三木清 『読書遍歴』 青空文庫
哲学を勉強するには先ず何を読めばいいかと尋ねると、先生は、カントを読まねばならぬといって『純粋理性批判』を取り出してきて貸して下さった。
— 三木清 『西田先生のことども』 青空文庫
その頃は世界戦争の影響でドイツの本を手に入れることが困難で、高等学校の友人の一人がレクラム版の『純粋理性批判』のぼろぼろになったのを古本屋で見附けてきて、得意気にいつも持ち廻っているのを、私どもは羨みながら眺めていたというような有様であった。
— 三木清 『西田先生のことども』 青空文庫
作例 · 標準
哲学専攻の学生なら、一度はカントの『純粋理性批判』に挑戦すべきだ。
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『純粋理性批判』を読み解くのは至難の業だが、得られる知見は大きい。
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今日の講義では、『純粋理性批判』における「ア・プリオリ」の概念を扱う。
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ウィキペディア
『純粋理性批判』。カントの三大批判の一つで、1788年刊の『実践理性批判』(第二批判)、1790年刊の『判断力批判』(第三批判)に対して、第一批判とも呼ばれる。人間理性の抱える諸問題についての古典的名著であり、ライプニッツなどの存在論的形而上学と、ヒュームの認識論的懐疑論の両方を継承し、かつ批判的に乗り越えた、西洋哲学史上最も重要な書物のひとつである。
出典: 純粋理性批判 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0