海闊
かいかつ
名詞
標準
文例 · 用例
「だから、お互に邪心なく、天空海闊に、お世話になったり、世話をしたりしようじゃありませんか……月も濁らず、水も濁らず……」「そんなこと出来ませんわ。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
それを想うと駒井は、自分というものに翼を与えて、天空の間を舞い、海闊の間を踊り、過去と境遇の立場を、すっかり振い落してしまう。
— 無明の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
天高く馬|肥ゆといった注文通りに、一方には海闊くという偉大な景物を添えているのだから、二人の気象も、おのずから昂然として揚らざるを得ないような有様です。
— Ocean の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
) 四、濠洲客中濠洲山海闊、六域自相分、一島千湾雨、五州万壑雲、天寒人跡少、風戦葉声聞、客裏秋将晩、荒庭菊独芬。
— 井上円了 『南半球五万哩』 青空文庫
恐るべき力量は十分ありながら、父の持っていたような天空海闊の気宇に欠ける。
— 高村光太郎 『書について』 青空文庫
「天空海闊」「はあ?
— 佐々木邦 『苦心の学友』 青空文庫
」 といわゆる天空海闊の心持ちを味わった。
— 佐々木邦 『苦心の学友』 青空文庫
これからは天空海闊に、豪放磊落に、武人らしく交際おうぜ。
— 桃園の巻 『三国志』 青空文庫