何くれ
なにくれ
副詞-と副詞
標準
in various ways
文例 · 用例
学校のこと何くれとなく母と話をする。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
しかし、僧の相手になった女は、また余りにその僧の初心な態度に、どうやら其の僧が好きになった様子で何くれとなく親切にもてなしつつあった。
— 岡本かの子 『とと屋禅譚』 青空文庫
おまけにおたかは永助に、花井さんが散髪に来やはったかて、銭もオたらあかんぜと駄目押すなど、何くれと花井の機嫌をとり、ひとびとの眼にも随分と目立った。
— 織田作之助 『婚期はずれ』 青空文庫
生前何くれと姉がお世話さまでした。
— 織田作之助 『雨』 青空文庫
この伯母は、女学校の割烹教師上りで、草創時代の女学校とてその他家政に属する課目は何くれとなく教えていた。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
その杏雨が何くれとなく書きあつめて置いた一種の随筆がこの七冊で、もともと随筆のことだから何処まで書けばいいということもないだろうが、とにかくまだこれだけでは完結しないとみえて、題号さえも付けてないのだ。
— 岡本綺堂 『西瓜』 青空文庫
されば我もまた心を置かで、何くれとなく物語するやうになりぬ。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
さてあるべきに非ざれば、二階に扶け上げて先ず無事を祝し、別れし後の事ども何くれと尋ねしに、女史は涙ながらに語り出づるよう、御身に別れてより、無事郷里に着き、母上|兄妹の恙なきを喜びて、さて時ならぬ帰省の理由かくかくと述べけるに、兄は最と感じ入りたる体にて始終耳を傾け居たり。
— 福田英子 『妾の半生涯』 青空文庫
作例 · 標準
彼は何くれとなく、私の仕事を手伝ってくれた。
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何くれとなく世話をしてくれる友人に、いつも感謝している。
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親切な隣人は、何くれとなく私に親切にしてくれた。
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