ぺたん
ぺたん
副詞-と
標準
sound of something making firm contact with a flat surface
文例 · 用例
と大声が出て、立って居られずぺたんと草原に坐って、思い切って泣いてしまいました。
— 太宰治 『葉桜と魔笛』 青空文庫
二人のかたわ者はかたわがなおりかけたと気がつくと、ぺたんと地びたに尻もちをついてしまいました。
— 有島武郎 『かたわ者』 青空文庫
帰りがけの霞の空の、真中を蔽う雲を抜けて、かんてらの前へ、飛出したお千世の姿は、爺さんの目には、背後の蔵から昨夜の雛が抜出したように見えて、あっと腰を抜いて、ぺたんと胡坐を掻いて、ものを言うより莞爾々々としていたのである。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
薩摩訛に、あれえ、と云うと、飛上るやら、くるくる舞うやら、ぺたんと坐って動けぬやら。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
馬はぱくつとそれを噛み、大きな息を一つして、ぺたんと四つ脚を折り、今度はごうごういびきをかいて、首を落してねむつてしまふ。
— 宮沢賢治 『北守将軍と三人兄弟の医者』 青空文庫
通例私たちが用ゐるのは、四角で薄くて、ちよぼりとして居て、腰を載せるとその重量で、少し溢んで、膝でぺたんと成るのだが、そんなのではない。
— 泉鏡太郎 『火の用心の事』 青空文庫
横土間で誂へを聞くのが、前鼻緒のゆるんだ、ぺたんこ下駄で、蹠の眞黒な小婢とは撰が違ふ。
— 泉鏡太郎 『深川淺景』 青空文庫
そこで、表門へ廻った二人は、と皆連立って出て見ると、訓導は式台前の敷石の上に、ぺたんと坐っていた。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
作例 · 標準
お餅つきの最後に、つき上がった熱々のお餅を木の板の上にぺたんと落として形を整える。
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吸盤フックをタイル壁に強く押し付けると、ぺたんという音とともにしっかりとくっついた。
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糊をたっぷり塗ったポスターを、掲示板の空いているスペースにぺたんと貼り付けた。
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