幻辞.com

狭長

きょうちょう
名詞
1
標準
文例 · 用例
彼の頭は所謂|狭長式である。
平出修 公判 青空文庫
「それじゃ、おまえさん、往って来るよ」 黄ろな顔の狭長い長吉は、眼が見えないので手探りに煙草を詰めているところであった。
田中貢太郎 春心 青空文庫
柱絵と称する極めて狭長なる板画の様式はフェノロサの研究によれば既に延享二年頃鳥居清重の作にその実例を見るといへども実際柱にかけ用ゐしは後年の事なりといふ。
永井荷風 江戸芸術論 青空文庫
ここに別に君ヶ代蘭(私の命名)という同属の一種があって、植物園にはもとより、今諸処の人家の庭にも見られるのが、この種の葉は上の男ランとは違い、その葉叢生していて狭長厚質な緑葉が四方に垂れている。
牧野富太郎 植物一日一題 青空文庫
そして我国の学者がこれを贋のインゲンマメの名としたのは、満州での書物『盛京通志』によったもので、すなわちその文は「菜豆、如扁豆而狭長可為蔬」である。
牧野富太郎 植物一日一題 青空文庫
さて狐の剃刀とはその狭長な葉の形に基づいた名だ。
牧野富太郎 植物一日一題 青空文庫
葉柄の前側には狭長な縦溝路があり、葉は質が鈍厚で表面は緑色を呈するが、裏面は淡緑色で常に或る菌類が寄生し、諦視すると細微な黒点を散布している。
牧野富太郎 植物一日一題 青空文庫
花下に緑萼があって、尖った五つの狭長片に分かれ、花冠は大きな筒をなし、口は五|裂して副片がある。
牧野富太郎 植物知識 青空文庫