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持て囃す

もてはやす
動詞
1
標準
文例 · 用例
裳を厭う砂ならば路に黄金を敷きもせん、空色の洋服の褄を取った姿さえ、身にかなえば唐めかで、羽衣着たりと持て囃すを、白襟で襲衣の折から、羅に綾の帯の時、湯上りの白粉に扱帯は何というやらん。
泉鏡花 悪獣篇 青空文庫
真田信仍が天王寺口で歩兵の槍で以て伊達の騎馬で鉄砲に勝ちたるを未曾有の事と持て囃すが、似た事もあって、南チリへ侵入したスペイン最上の将士を撃退して、二百年間独立を全うしたアウカインジアンは、同じく短兵もて西人の騎馬鉄砲に克ちしを敵も歌に作って称讃した。
馬に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
この話に種々の異態がある、しかし普通英国等で持て囃すのはこうである。
兎に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
あたかもこれ徳川氏の基礎漸く固く、戦乱僅に熄んで四民多くは平和を望むの時なりければ、無邪気なる滑稽、野卑なる俳諧も当時の嗜好に合していたく世の持て囃す所となり、終には門末数十人、京に江戸にその勢力を逞うするに至りぬ。
正岡子規 古池の句の弁 青空文庫
彼岸ザクラ 普通のサクラに先駆け春の彼岸頃に逸早く花の咲くサクラに、彼岸ザクラと呼ばるるもののある事は誰れでもよく知っていて、その花を持て囃すのである。
牧野富太郎 植物記 青空文庫
先頃、七条河原の掛小屋で見たのも、この花夜叉の新座であったが、何で人々が、さまで持て囃すのかと、ふしぎであったが」「いずれは、小殿のお国でも、鎌倉にも負けぬほどな田楽|流行りを見ることかもしれませぬ」「いや、いかに好んでも、執権どののようにはなりたくないものだ。
あしかが帖 私本太平記 青空文庫
「エラいもんですな、昔の豪傑を眼の前へ持って来たようなもんです、役者もあれまでにやるには、剣道の極意に渉らなければやれませんなあ」といってもて囃す。
流転の巻 大菩薩峠 青空文庫
(なるほど、これは洛内でも諸国の町でも、いちど見たら見た者が皆、もて囃すわけだ) たれも感心し、たれも陶酔した。
第十分冊 新書太閤記 青空文庫
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