突き出す
つきだす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞頻度ランク #44435 · 青空 1677 例
標準
to push out
文例 · 用例
雪の下からは蒼黯い偃松が、杉菜ほどに小さく見えて、黄花石楠花は、白花石楠花に交って、その間にちらほらしている、一団の霧が槍へ吹っ懸けて、白い烟をパッと立てるので、一時は姿を没したが、又穂先だけ鋭く突き出す。
— 小島烏水 『槍ヶ岳第三回登山』 青空文庫
私は従来の風景論者のように、火山ばかりを抽き出して、他の山岳から離隔して、それを特色とすることを好まない、またこの頃の一部の若い人たちのように、日本アルプスからとかく、火山を継子扱いにして扉の外に突き出すことにも、与みされない。
— 小島烏水 『日本山岳景の特色』 青空文庫
それに、不服があるなら、今すぐ警察へ突き出す。
— 黒島傳治 『砂糖泥棒』 青空文庫
」 キヌ子は、おくめんも無く、右の手のひらを田島の鼻先に突き出す。
— 太宰治 『グッド・バイ』 青空文庫
」懇に註文した、熱燗を鷲掴みにしながら、框へ胸を斜つかけ、腰を落して、下睨みに、刺青の腕で、ぐいと突き出す――といつた調子だから、古疊の片隅へ、裾のよぢれたので畏まつた客の、幅の利かないこと一通りでない。
— 泉鏡太郎 『深川淺景』 青空文庫
キスしてやるぞ」「してよ」 ちっとも悪びれず下唇を突き出すのです。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
恐ろしき人形芝居 理髮店の青い窓から、葱のやうに突き出す棍棒。
— 萩原朔太郎 『宿命』 青空文庫
その時、間の四隅を籠めて、真中処に、のッしりと大胡坐でいたが、足を向うざまに突き出すと、膳はひしゃげたように音もなく覆った。
— 泉鏡花 『海異記』 青空文庫
作例 · 標準
彼はポケットから古い手紙をゆっくりと突き出した。
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船の先端が霧の中からゆっくりと突き出した。
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手を突き出して、向こうから来るタクシーを止めた。
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標準
to hand over (e.g. to the police)
作例 · 標準
盗みを働いた犯人は、すぐに警察に突き出された。
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親は非行に走った息子を、心を鬼にして学校に突き出した。
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証拠を突き出して、相手の嘘を暴いた。
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