潜流
せんりゅう
名詞
標準
文例 · 用例
自分は今此の詩全體を生ませるに至つた自分の此の潜流を此の序文であらはにしようと思ふ。
— 福士幸次郎 『太陽の子』 青空文庫
然し宗教性も人の心の中を流るる潜流である。
— 別所梅之助 『石を積む』 青空文庫
もし社会でもそういうものが許されたら、この潜流も亦、或る程度日向に出るかも知れない。
— 戸坂潤 『一九三七年を送る日本』 青空文庫
塗桶ノ西麓利根川土中ヲ潜流スルコト壱里余、其中ニ岩竅一ヶ所アリ。
— 木暮理太郎 『利根川水源地の山々』 青空文庫
二葉亭氏の文壇に於ける行動の間歇的であつた如く、その感化影響も潛流的であつたが、新舊文學の交替遷移の傍にあつて、何物にも累はされることのなかつたのは洵に異色と云はねばならない。
— 蒲原有明 『「あひびき」に就て』 青空文庫