傘地
かさじ
名詞
標準
umbrella cloth
文例 · 用例
されどわが胸にはたといいかなる境に遊びても、あだなる美観に心をば動かさじの誓いありて、つねに我を襲う外物を遮り留めたりき。
— 森鴎外 『舞姫』 青空文庫
これだけたくさんのまがい雛を作るからには、着付けに使った京金襴だってもおろそかなかさじゃねえんだから、どやつかどこかの店でひとまとめに買い出した野郎があるにちげえねえんだ。
— 因縁の女夫雛 『右門捕物帖』 青空文庫
天明(蕪村)の句はとかくにゆるみがちなるものを少しもゆるめじとて締めつけ締めつけて一分も動かさじと締めつけたらんが如し。
— 正岡子規 『俳諧大要』 青空文庫
竹河によを更かさじと急ぎしもいかなる節を思ひおかまし この時以来薫は藤侍従の部屋へよく来ることになって、姫君への憧憬を常に伝えさせるのであった。
— 竹河 『源氏物語』 青空文庫
神武天皇が、大和の國のたかさじ野といふところで、後に皇后樣になられた、いすけより媛といふお方に、初めてお會ひなされた時、お伴のおほくめの命が、天皇樣の代理で、お媛さまのところへ歩み寄つて、ものをいひに行くと、いすけより媛は、おほくめの命の目のさいてあるのに氣がつかれて、歌をうたひかけられました。
— 折口信夫 『歌の話』 青空文庫
やまとの たかさじ野を、なゝ行く をとめども。
— 折口信夫 『歌の話』 青空文庫
たれをしまかむ(おほくめの命) ×かつ/″\も、いやさき立てる 長をしまかむ(神武天皇)この大和のたかさじ野を、七人通るをとめたち。
— 折口信夫 『歌の話』 青空文庫
最初の一句は、『やまとのたかさじ野』の十音から出來てゐます。
— 折口信夫 『歌の話』 青空文庫
作例 · 標準
この傘地は撥水加工がしっかりしているので、大雨でも安心だ。
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新しい傘を選ぶときは、デザインだけでなく傘地の丈夫さも確認する。
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工場の職人たちは、手際よく傘地に骨を取り付けていく。
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彼女が差していた傘の、モダンな柄の傘地が印象的だった。
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