黄色がかった
きいろがかった
形容詞-語幹
標準
yellowish
文例 · 用例
頂上を見ると黄色がかった小さい花が簇生しているが、それはきわめて謙遜な、有るか無きかのものである。
— 寺田寅彦 『病室の花』 青空文庫
痩和尚の黄色がかった青い長面。
— 泉鏡花 『白金之絵図』 青空文庫
机のまわり わたくしの机の上には、満州辺の山羊のような、少し黄色がかった文鎮があります。
— 宮本百合子 『身辺打明けの記』 青空文庫
入道の手紙は若い心に無気味なこわい気のされるようなことが、古檀紙の分厚い黄色がかった、それでも薫物の香の染んだのへ五、六枚に書かれてあるのを、姫君は身にしむふうで読んでいて額髪が涙にぬれていく様子が艶であった。
— 若菜(上) 『源氏物語』 青空文庫
着物も顔も手足も黒く汚れているのに対して、その新らしい麦稈帽子だけが、黄色がかった白色にぱっと冴えていた。
— 豊島与志雄 『土地』 青空文庫
両袖をもぎ取った汚い黄色がかった浴衣地の襤褸を着て、その裾をまくった両足には、紺の股引らしいものをはいていた。
— 豊島与志雄 『掠奪せられたる男』 青空文庫
われわれの河の水はまっすぐに見おろす人間には黒またはたいへん暗い鳶色であり、たいがいの池の水と同じくそのなかにつかっている人間のからだには黄色がかった色をおびさせる。
— WALDEN, OR LIFE IN THE WOODS 『森の生活――ウォールデン――』 青空文庫
よくお互いに思想の乾かされた板切れをいくつか持って坐りこみ、それぞれのナイフの切れ味を試みつつそれを削り、カボチャマツのはっきりした黄色がかった木目を賞美した。
— WALDEN, OR LIFE IN THE WOODS 『森の生活――ウォールデン――』 青空文庫
作例 · 標準
使い古したノートの紙が黄色がかった色に変色しており、長い年月を感じさせる。
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「このシャツ、少し黄色がかったホワイトだね」「真っ白よりも肌馴染みが良くて、僕は好きだな」
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夕暮れ時の街並みが、黄色がかった光に包まれて幻想的な雰囲気を醸し出していた。
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