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消え失せる

きえうせる
動詞-一段動詞-自動詞
1
標準
to disappear
文例 · 用例
そしてそれが消え失せるまで、前の苦悩に引代え魂も融けるような恍惚が全身の皮膚の薄皮の下まで匍い廻り、そのうれしさ、晴々しさ、私は涙のさんさんと落ちるに任せていたことである。
岡本かの子 宝永噴火 青空文庫
この怨みの脱け殻の鼓とその血統は今日を限りにこの世から消え失せるのだ。
夢野久作 あやかしの鼓 青空文庫
と同時に、その存在を完全に黙殺さえすれば、それは自分とみじんのつながりも無くなってたちまち消え失せる「科学の幽霊」に過ぎないのだという事をも、自分は知るようになったのです。
太宰治 人間失格 青空文庫
警官が片附けたのでなければ消え失せるよりほかになくなりようがない筈だ。
夢野久作 冥土行進曲 青空文庫
その過ぎ去り消え失せるスピードが、時々刻々に加速度化しつつ在る。
夢野久作 路傍の木乃伊 青空文庫
といううちにも、どういうものか、皿に拡げた、一側ならべの肉が、鍋へ入ると、じわじわと鳴ると斉しく、箸とともに真中でじゅうと消え失せる
泉鏡花 白花の朝顔 青空文庫
そのためにこの見知らぬ世界に入ったとたん、闇夜を照らす提灯の明かりは消え失せる
富田倫生 青空のリスタート 青空文庫
次は南水のきぎょ、西竹林の三けいちょうと名乗りて入り来り、三怪揃うて僧に飛び掛かるを、少しも動ぜず経を読んで引導を渡すと化物消え失せる
鶏に関する伝説 十二支考 青空文庫
作例 · 標準
昨夜まで確かにここにあったはずの自転車が、今朝見ると影も形も消え失せていた。
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犯人は人混みの中に紛れ込み、まるで煙のように一瞬で消え失せた
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朝日が昇ると、深夜まで立ち込めていた深い霧は瞬く間に消え失せ、青空が広がった。
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2
標準
to die
作例 · 標準
戦乱の世で、名もなき多くの民が草露のように儚く消え失せていった。
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孤独な最期を遂げた彼の名前は、数年も経たぬうちに人々の記憶から消え失せた
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燃え尽きたろうそくの火が消えるように、老人の命の灯火は静かに消え失せた
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消え失せる(きえうせる) — 幻辞.com