阿剌
阿剌
名詞
標準
文例 · 用例
埃及、印度、支那、阿剌比亜、波斯、皆魔法の問屋たる国※だ。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
阿剌比亜夜話の魔法にかかった王子や王女たちの羊の、一千匹も捕えて来て、それらの胃袋を断ち割って、中のどろどろを掻きさらって、一ところに集めたら、成程こうでもあろうか。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
ちょうど阿剌比亜の沙漠を渡る隊商ですね。
— 夢野久作 『狂人は笑う』 青空文庫
そしてアフロヂテの泡と呼ばれている、阿剌比亜の香水のはいった石鹸を丁寧に塗りながら、……皇帝の朝の化粧は終りに近づいた。
— 直木三十五 『大衆文芸作法』 青空文庫
西部東洋の土耳古・阿剌比亞・波斯・印度等はヨーロツパにやられた。
— 佐藤惣之助 『季節の馬車』 青空文庫
此説話は、忠犬グレルトの話として、欧羅巴の諸国に広く物語らるるものにして、其はじめ、東方より伝わりし者なることは、大抵明かなるも、其本源地の波斯なるや、阿剌比亜なるや、或は印度より、かの二国を経て来りしや、今日より之を判断すること難し。
— 高木敏雄 『比較神話学』 青空文庫
十世紀の頃、阿剌比亜の記録に之を加えしは、オイティウスなりき。
— 高木敏雄 『比較神話学』 青空文庫
日は醉ひぬ、緑は蒸しぬ、ゆをびかに野はうるみたり、揚雲雀――阿剌吉のみ魂、軟風や輕き舞ぎぬ。
— 蒲原有明 『有明集』 青空文庫