斬刑
ざんけい
名詞
標準
文例 · 用例
それを捕らえ得たのは近ごろの快事、いずれも斬刑のすみしだいに、恩賞におよぶであろうが、その日のくるまでは、かならず油断せまいぞ。
— 吉川英治 『神州天馬侠』 青空文庫
斬刑がすんで、浜松城からきている奉行や検死役人などは、みな床几を立ちはじめた。
— 吉川英治 『神州天馬侠』 青空文庫
「獄中の宋江と、戴宗とを併せて、同日同所で、斬刑に処せ。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
刑場の立て札には、ともに梁山泊に気脈を通じ、不逞な陰謀をいだいた大賊なりと公示するがいい」 与力の役人は、日頃、戴院長に好意をもち、世記にもなっていた下役なので、ただおろおろと、「して、その……斬刑の日は、いつにいたしましょうか」「きまっている。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
彼のため、ことごとく斬刑に処された念志ヶ原の刑場を通ったとき、彼は馬の三頭からあたりを見まわして、「みな先に行ったか。
— 第五分冊 『新書太閤記』 青空文庫
また于吉仙人を信ずるもの数十名の刑吏を武士に命じてことごとく斬刑に処した。
— 孔明の巻 『三国志』 青空文庫
「城中からお迎えのため着いた人々のはなしを聞くと、獄中の田豊は、お味方の大敗を聞いて、手を打って笑い、それ見たことかと、誇りちらしているそうです」 またしても袁紹は、こんな讒言の舌にうごかされて、内心ふたたび田豊を憎悪し、帰城次第に、斬刑に処してしまおうと心に誓っていた。
— 孔明の巻 『三国志』 青空文庫
そこへ一名の魏臣が入って、わざと大声で、「いま蜀中から帰った細作の報らせによると、黄権の妻子一族は、玄徳の怒りにふれ、ことごとく斬刑に処されたそうであります」と、披露した。
— 出師の巻 『三国志』 青空文庫