無常感
むじょうかん
名詞
標準
sense of the vanity of life
文例 · 用例
彼が感じるだろうと思っていた「もののあわれ」というような気持を超した、ある意力のある無常感であった。
— 梶井基次郎 『ある崖上の感情』 青空文庫
宗全にしてもそうだが、共に中世的な無常感が相当骨身にこたえたに違いない。
— 菊池寛 『応仁の乱』 青空文庫
とりとめもない物思ひ、そこはかとない無常感、――私は弱虫、そしてなまけものだわい、強くなれ/\。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
人間の現実を深く見詰め、仏教の思想を深く味わった親鸞に無常感がなかったとは考えられない。
— 三木清 『親鸞』 青空文庫
しかも彼はこの無常感にとどまることができなかったのである。
— 三木清 『親鸞』 青空文庫
無常感はそのものとしては宗教的であるよりも美的である。
— 三木清 『親鸞』 青空文庫
かくして無常感は唯美主義と結びついて出世間的な非現実主義となった。
— 三木清 『親鸞』 青空文庫
親鸞においては無常感は罪悪感に変っている。
— 三木清 『親鸞』 青空文庫
作例 · 標準
夕暮れの寺で、彼は深い無常感に浸っていた。
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諸行無常の響きに、日本人は古くから無常感を抱いてきた。
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卒業を前に、漠然とした無常感に襲われる。
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