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還都

かんと
名詞
1
標準
return of government (to Kyoto)
文例 · 用例
君主の還都なくば、神器も又還都あるべからずと思います。
第十巻 現代語訳 平家物語 青空文庫
すなわちそれは漢室の復興と、旧地への還都、その二つの実現である。
出師の巻 三国志 青空文庫
破壊だけで、生産、建設面はまだ何一つ行われていず、天皇の還都いらいは、朝威をかざるに急で、諸式万端、華美と見栄に走って、さいげんもない加速度な支出をぜひなくして来ている。
建武らくがき帖 私本太平記 青空文庫
作品が存在の姿を持つためには、なんらか書かうとする前に書かんとする作品の全的な予想といふものがハツキリとしてゐなければならぬ。
中原中也 撫でられた象 青空文庫
僕の胸には借金の穴が黒くぽかんとあいている。
太宰治 ダス・ゲマイネ 青空文庫
」きっとそうだと思いながらも、そうあらわに質問して、これはいかんと狼狽した。
太宰治 佳日 青空文庫
この原理を敷衍すれば、菓子は「くわし」と書かずして「かし」と書き、關東は「くわんとう」でなくして「かんとう」、蝶は「てふ」でなくして、「ちよー」と書くべき筈である。
萩原朔太郎 ローマ字論者への質疑 青空文庫
昭和九年二月著者我が心また新しく泣かんとす冬日暮れぬ思ひ起せや岩に牡蠣漂泊者の歌日は斷崖の上に登り憂ひは陸橋の下を低く歩めり。
萩原朔太郎 氷島 青空文庫