打っ通し
ぶっとおし
名詞
標準
文例 · 用例
二晩も寝ずに昼夜打っ通しの仕事を続けていると、もう新吉には睡眠以外の何の欲望もなかった。
— 織田作之助 『郷愁』 青空文庫
先ず二階の壁を打っ通して扉をつくり、自分の家の二階とそこの四畳半の部屋との間を廊下伝いに往来出来るようにした。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
毎日毎夜|打っ通しに眠れない。
— 夢野久作 『狂人は笑う』 青空文庫
春と夏と秋を打っ通して、ネルロはこの大作の完成に余念がありませんでした。
— A DOG OF FLANDERS 『フランダースの犬』 青空文庫
そんな風だから、夜昼打っ通しに呻るのみで、一睡もせず、食事も取らない。
— 中巻 『細雪』 青空文庫
可哀想な妙子は、昼も夜も、打っ通し悪夢に襲われました。
— 第二夜 匂う踊り子 『新奇談クラブ』 青空文庫
二時間打っ通しの講義が早目に終って昼休みが来た時、菊太郎君は急に活気を呈して、「おい。
— 佐々木邦 『勝ち運負け運』 青空文庫