去り行く
さりゆく異読 さりいく
動詞-五段-行く動詞-自動詞多音語
標準
to leave
文例 · 用例
水の如く地上に来り、やがて風の如くに去り行くであろう汝、名無き者は?
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
」 去り行くグルイツィコの後ろ姿を見送りながら、チェレ※ークは、あまりの嬉しさにしばし棒だちになつてたたずんでゐた。
— VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI 『ディカーニカ近郷夜話 前篇』 青空文庫
家人は彼のためらいを察したものか強いてとは云わず、矢代の去り行くままに委せて彼に別れの挨拶をした。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
クラン・マッキンタイア号が、同じ方向の水平線の彼方に去り行くワラタ号を見送った後は、割りに往き来の多い航路なのにも係らず、同船を見かけた船は一隻もないのである。
— 牧逸馬 『沈黙の水平線』 青空文庫
時なり、汽車は動き、二度と来らぬ旅人の君は遠く去り行く……さはれ匂はしき記憶よ、証せかし、常に猶、我が衷に君の在るを。
— 與謝野晶子 『晶子詩篇全集拾遺』 青空文庫
太陽よおなじ処に留まれと云ふに等しき願ひなるかな 去り行く青春を惜む心である。
— 與謝野晶子 『註釈與謝野寛全集』 青空文庫
將に來らんとするものが來れば即ち存在に達すればそれは現在であるが、その現在は成立するや否や直ちに非存在へと過ぎ去り行く。
— 波多野精一 『時と永遠』 青空文庫
愛の幸福は來つて加はるであらう何ものをも又缺けて去り行くであらう何ものをも知らぬ。
— 波多野精一 『時と永遠』 青空文庫
作例 · 標準
去り行く夏の日に、私たちは海辺で最後の思い出を作った。
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故郷を去り行く友人に、温かいエールを送った。
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去り行く船に向かって、人々はいつまでも手を振っていた。
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