幻辞.com

角成り

かくなり
名詞
1
標準
文例 · 用例
その内には自分がまさに言わんとする事どもを少なからず説かれおり、ために大きな番狂わせを吃い、何とも致し方なくて、折角成り懸かった原稿を廃棄し、更に谷本君の文中に見ぬ事のみを論ずるとして再度材料蒐集より掛かったに因る。
蛇に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
その後少しも英語というものは学ばずにいた者が、兎に角成立学舎へ入ると、前いう通り大抵の者は原書のみを使っているという風だから、教わるというものの、もともと素養のない頭にはなかなか容易に解らない。
夏目漱石 私の経過した学生時代 青空文庫
塚田八段の二四飛についで、 五六歩、同歩、八八角成、同銀、三三角、二一飛成、八八角成、七七角、八九馬、一一角成、五七桂、五八金左、五六飛、四八金上ル、七九馬、五七金スグ、同馬、四九王、五八金、同金、同馬、三八王、二六歩、二七歩、四八銀まで、三十八手、 この時まではまことにノンビリしたものだ。
坂口安吾 散る日本 青空文庫
一一角成、こゝで変るかな。
坂口安吾 散る日本 青空文庫
そして、すぐ八八角成、同銀、三三角、二一飛成、八八角成、バタバタとまるで夕立に干物をとりこむ慌たゞしさ。
坂口安吾 散る日本 青空文庫
間髪を入れず一一角成、五七桂。
坂口安吾 散る日本 青空文庫
三二金、七七角、三四歩、七八銀、七七角成、仝銀、二二銀、四八銀、三三銀、七八金、六二銀、六八王、六四歩、四六歩、七四歩、四七銀、 ここまではノータイム。
坂口安吾 勝負師 青空文庫
論文に発表する時には、巧く出来上った結晶の写真だけを選ぶのであるが、本当のところは、今でもまだ可成り失敗があるので、折角成長しかけた結晶が途中でひねくれてしまって、どうにも分類のしようが無い汚い形のものになってしまうことがある。
中谷宇吉郎 雪後記 青空文庫