抜一
ぬけいち
名詞
標準
文例 · 用例
大垣停車場から、伊吹山頂、海抜一三七七メートルの点までの距離が、ほとんどちょうど二十キロメートル、すなわちざっと五里である。
— 寺田寅彦 『伊吹山の句について』 青空文庫
海抜一万六千フィートのここはなんの湿気もない。
— 天母峰 『人外魔境』 青空文庫
宿帳を御覧、東京|間抜一人と附けて在る」「その傍に小く、下女塩原間抜一人と、ぢや附けさせて戴きませう」「面白い事を言ふなあ、おまへは」「やつぱり少し抜けてゐる所為で御座います」 彼は食事を了りて湯浴し、少焉ありて九時を聞きけれど、かの客は未だ帰らず。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
今強いてかかる物を求むれば、キャングは極寒の高地、海抜一万四千フィートまで棲む故、旄牛と等しく厚い茸毛を被るから、正しく旄馬と呼んで差しつかえぬ。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
しかし海抜一〇〇〇メートルあたりから道は通れぬようになりました。
— 加藤文太郎 『単独行』 青空文庫
実にこの頂上こそ海抜一三四四メートル六の標高を有し、兵庫アルプス南方の重鎮兵庫御嶽の絶頂であります。
— 加藤文太郎 『単独行』 青空文庫
そこは実に海抜一三五八メートル兵庫県第二の高峰乗鞍の絶頂であります。
— 加藤文太郎 『単独行』 青空文庫
そしてここから縦走する予定でした海抜一二四四・二メートルの俚称三国ヶ山は大森林やスズ竹の突破がなかなか苦しいのであきらめて下山することにしました。
— 加藤文太郎 『単独行』 青空文庫