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西学

せいがく
名詞
1
標準
文例 · 用例
一、西学は甚だ繁、およそ西学の切要ならざるものは、日本人すでに刪節して之を酌改す。
太宰治 惜別 青空文庫
安積艮斎は抽斎との交が深くなかったらしいが、抽斎をして西学を忌む念を翻さしめたのはこの人の力である。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
然るに西学が東漸して文化の大に開けた今の世に、絶て此種の書の出づるを見ぬのは憾むべきである。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
今関西学院の教授で経営学を担当している池内信行は私の同級生で、彼は英語の会話を最も得意とし、この先生とよく一緒であったようである。
三木清 読書遍歴 青空文庫
第七 経済論派および法学論派 泰西学問のようやく盛んならんとするや、東京に二、三の強大なる私塾ありき。
陸羯南 近時政論考 青空文庫
これによりてこれを見れば自称保守論派の論旨は泰西学者の社会契約の論に近似し、ほとんどかの自由論派または改進論派の上に凌駕するの進歩主義なりと言うべし。
陸羯南 近時政論考 青空文庫
四八 法律の学語 現時用いている法律学の用語は、多くはその源を西洋の学語に発しておって、固有の邦語または漢語に基づいたものは極めて少ないから、洋学の渡来以後、これを翻訳して我邦の学語を鋳造するには、西学輸入の率先者たる諸先輩の骨折はなかなか大したものであった。
穂積陳重 法窓夜話 青空文庫
更に最近に於て著しく台頭して来たソシアリズムの精神は遠く明治初年に於ける仏蘭西学派にその最初の酵母を有するが如くに思われるけれど、少くとも日本現代に於けるそれは基督教のイディアリズムを母とし、ナチュラリズムを父とする一種不可思議な奇形児である。
辻潤 自分だけの世界 青空文庫