捏ね鉢
こねばち
名詞
標準
文例 · 用例
径二、三尺にもおよぶ大きな捏鉢だとか、非常に立派な箕だとか、手の込んだ蓑だとか、形の面白い編笠だとか、または紺の麻布に染模様のある馬の腹掛だとか、それは様々なものの陳列を見ます。
— 柳宗悦 『手仕事の日本』 青空文庫
また信州は山国のこととて大きな捏鉢も作ります。
— 柳宗悦 『手仕事の日本』 青空文庫
この窯は昔北九州地方でよく描かれた松絵の大捏鉢や水甕を、一番近年まで焼いていたところであります。
— 柳宗悦 『手仕事の日本』 青空文庫
美しい櫛描の捏鉢を作った肥前の庭木は全く廃れましたが、弓野はわずかに烟をあげます。
— 柳宗悦 『手仕事の日本』 青空文庫
しかし他の窯の例と同じように、茶器の類にはよいものがなく、活々しているのは大捏鉢とか、水甕とか、「うんすけ」と呼んでいる口附徳利だとか、そういう台所道具の類であります。
— 柳宗悦 『手仕事の日本』 青空文庫
よく民芸館に飾られる全緑釉、指掻紋の大捏鉢があるが、之も朝市での収獲であった。
— 柳宗悦 『京都の朝市』 青空文庫
時間は既におそく、帰りがけの人も多い頃であったが、ふと見ると筵の上にこの大捏鉢が燦然と輝いているではないか。
— 柳宗悦 『京都の朝市』 青空文庫
併し径二尺にもおよぶ大捏鉢であるし、持ちにくい形でもあり、重さもかなりあって、持ち帰るのは一苦労であった。
— 柳宗悦 『京都の朝市』 青空文庫