空返事
そらへんじ異読 からへんじ
名詞動詞-サ変
標準
absentminded response
文例 · 用例
おまへの気持ちの和みにもなるよ」 老婢は「へえ」と空返事をしてゐた。
— 岡本かの子 『蔦の門』 青空文庫
彼は、傍で何か云う妻に空返事をした。
— 宮本百合子 『伊太利亜の古陶』 青空文庫
分った」、「ウン」私の説明も怪しく、一郎の返事も、空返事だ。
— 田中英光 『箱根の山』 青空文庫
」と空返事をしたままでゐると、「孝一や。
— 土田耕平 『お母さんの思ひ出』 青空文庫
さうしてそれがまた、あの案内の女が、喋りつづけに喋つて居るその家の由来に就て、何の興味も持たぬらしく、ただ無愛想に空返事を与へて居るに過ぎなかつた所以ででもある。
— 或は病める薔薇 『田園の憂欝』 青空文庫
僕はたいがい鉱区の事だろうとのみ込んで、うんうんと空返事をして別れたが、あとで中野君にきくと、この年末の数日を、釧路くんだり迄ただ山の中を引張り廻されに行ったようなものだ。
— 大鹿卓 『金山※話』 青空文庫
「まあ、空返事ばっかりなすって」緑川夫人はにっこりと微笑して、「何を考えこんでいらっしゃいますの。
— 江戸川乱歩 『黒蜥蜴』 青空文庫
作例 · 標準
忙しそうにしていたので、彼の返事はいつもの空返事だった。
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