取り集め
とりあつめ
名詞
標準
collection
文例 · 用例
妾は妾の手にかけた少年たちの爪を取り集めて、向うの机の抽斗しに仕舞っといたのよ。
— 夢野久作 『けむりを吐かぬ煙突』 青空文庫
お能というのは、おおかた、ほかの芸術の一番面白くない処や辛気臭い処、又は無器用な処や乙に気取った内容の空虚な処ばかりを取り集めて高尚がった芸術で、それを又ほかの芸術に向かない奴が、寄ってたかって珍重するのだろう……」 と言うような諸点がお能嫌いの人々の、お能に対する批難の要点らしく思われる。
— 夢野久作 『能ぎらい/能好き/能という名前』 青空文庫
しかしただむやみに二つも三つも取り集めてできるというのではない。
— 寺田寅彦 『俳諧の本質的概論』 青空文庫
三人の客は途方に暮れ、無言で眼まぜして帰り仕度をはじめ、挨拶もそこそこに草履をつっかけて門口に出て、それから小声で囁き合い、三人の所持の金子全部、一歩金三十八、こまがね七十目ばかり取り集め、門口に捨てられてある小皿の上に積みかさね、足音を忍ばせて立ち去った。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
さうして、対岸の山の絶壁によぢ登り、ウドやアザミなど、山菜を取り集めてゐる様子である。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
帰りは、アヤの取り集めた山菜を、陽子が背負つた。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
理財に長けた盲人なので、橋銭を朝から取り集めて夕方、役場へ納める間の七八時間ほどの間を、急場の金の入用者に融通して利金を取った。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
それを神産霊神がお取り集めになって、日本じゅうの穀物の種になさいました。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
作例 · 標準
各家庭から出された古紙の取り集めは、毎週火曜日の早朝に行われます。
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散らばった情報の取り集めに奔走したが、核心に触れるものは少なかった。
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落ち葉の取り集め作業を終えると、庭が見違えるほど綺麗になった。
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