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四肢五体

ししごたい
名詞
1
標準
the whole body
文例 · 用例
――双頬、この時愈々ほのぼのと美しく紅を散らして、匂やかな風情の四肢五体、凛然として今や香気を放ち、紫紺絖小姓袴に大振袖の香るあたり、厳寒真冬の霜の朝に咲き匂う白梅のりりしさも、遠くこれには及ばない程のすばらしさでした。
江戸に帰った退屈男 旗本退屈男 第九話 青空文庫
それから、部屋へ戻って寝台にころがっているうちに私は、四肢五体を揉みほごされるように狂わしくなってきたのです。
小栗虫太郎 一週一夜物語 青空文庫
もうこの興業が終ったら、いっそ生活を変えて、私、子供でも生んでみたくなりましたわ」 孔雀が去った後でも、何やら四肢五体を、ほぐらかすようなものが残っていた。
小栗虫太郎 オフェリヤ殺し 青空文庫
ともかくも、牢内へ繋いでおいて相当の処分をするという手段を取らずに、その場で首をもぎ、手足を斬り、さんざんの弄殺しを試みて、四肢五体を荒川の流れへ投げ込んでしまったということが言い囃されるのであります。
黒業白業の巻 大菩薩峠 青空文庫
敏捷らしい四肢五体、どこか猟犬を思わせた。
国枝史郎 名人地獄 青空文庫
抜け出でんとして逡巡い、逡巡いては抜け出でんとし、果ては魂と云う個体を、もぎどうに保ちかねて、氤※たる瞑氛が散るともなしに四肢五体に纏綿して、依々たり恋々たる心持ちである。
夏目漱石 草枕 青空文庫
真黒な四肢五体に、長い帽子をかぶって、帽子もろともに、身のたけが一尺五寸には過ぎないでしょう。
鈴慕の巻 大菩薩峠 青空文庫
自分の四肢五体までがすっかり、この鶴の羽のように、さえ返っているのではないかと疑いました。
鈴慕の巻 大菩薩峠 青空文庫
作例 · 標準
健康な四肢五体を持って生まれたことに感謝し、毎日を大切に過ごしている。
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激しいトレーニングの後は、四肢五体がしびれるような疲労感に襲われる。
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「ふう、疲れた」と、彼は広い芝生の上に四肢五体を投げ出して寝転んだ。
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