繭玉
まゆだま
名詞
標準
New Year's decoration with cocoon-shaped cakes
文例 · 用例
お酉樣の熊手、初卯の繭玉の意氣なり。
— 泉鏡花 『寸情風土記』 青空文庫
船へあがるまでは……」 繭玉が二つ、もつれ合ったような恰好で、博士を背に水戸は深海軟泥につまづきながら蹌踉と歩みはじめた。
— 海野十三(丘丘十郎) 『地球発狂事件』 青空文庫
繭玉のかたちを、しんこで造つてそれを竹の枝にさげて、お飼蠶さまを守つて下さる神さまをも祭りました。
— 島崎藤村 『ふるさと』 青空文庫
イヤ変りましたなと妙に感服仕って後を言わねば褒めたのやら腐したのやら頓と判らず、とはいえ詮索せぬが華だとそのままにして、ただここへおこしなら繭玉の珍なのと、麦稈細工の無格好な蛇が赤い舌を出しているのを忘れずに召せとお侑めしておく。
— 柴田流星 『残されたる江戸』 青空文庫
正月にかざる繭玉の由来はこれだと申します。
— 宮原晃一郎 『竜宮の犬』 青空文庫
餅花・花の木・繭玉・若木・物作りの如きは、枝が沢山出て居るから、花の代りになる。
— 折口信夫 『花の話』 青空文庫
其だけでは、物足りないから、物の形の餅や、稲穂・粟穂・稗穂・繭玉の如きものをつける。
— 折口信夫 『花の話』 青空文庫
正月の飾りものなる餅花・繭玉はどうかすると、春を待つ装飾と考へられてゐる様であるが、もと/\素朴な鄙の手ぶりが、都会に入つて本意を失うたもので、実は一年間の農村行事を予め祝ふにう木といふものゝ類で、更に古くは、祈年祭風に神を招き降す依代であつたと思はれる。
— 折口信夫 『盆踊りと祭屋台と』 青空文庫
作例 · 標準
正月飾りの繭玉を飾ると、部屋全体がぱっと華やかな雰囲気になった。
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紅白の餅を枝に刺して作る繭玉は、豊作や家内安全を願う大切な行事だ。
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子供たちはカラフルな繭玉を飾るのを、毎年楽しみにしている。
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