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口三味線

くちじゃみせん異読 くちざみせん
名詞
1
標準
humming a samisen tune
文例 · 用例
ええ、だもんだから、腹がすけば、ぼろ撥一|挺なくっても口三味線で門附けをしかねない図々しい度胸なのが、すたすたもので、町も、村も、ただ人気のない処と遁げましたわ、知らぬ他国の奥州くんだり、東西も弁えない、心細い、畷道。
泉鏡花 開扉一妖帖 青空文庫
「でん、いや、でん、つるんでん、ちんでん、いや、ちんちんちんでん――」 夕月の三日月の下の河岸の家から地太い男の声で浄瑠璃の口三味線が聞えています。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
女に口三味線を弾かせて膝の丸みを撫で乍らうとうとする年寄りもあった。
岡本かの子 百喩経 青空文庫
女の口三味線でBは遠く浮世を離れて来た心持に相応しいやうな小唄を小声で歌つた。
田山録弥 島の唄 青空文庫
街の五月……チン ツン くどけば なぁびく  チツツン ツントン 相生の松……口三味線の足拍子空気草履の柔かさ。
春のかはたれ 桜さく島 青空文庫
傀儡師…………大阪をたちのいても、わたしが姿眼に    たてば、借行輿に日をおくり………………口三味線の浄瑠璃が庭の飛石づたひにちかづいてくるのを、すぐ私どもはきヽつけました。
見知らぬ世界 桜さく島 青空文庫
このさばけた先達を見送ろうとして、よく鎗錆を持出した画家と勧進帳を得意にした画家とはダンフェール・ロシュルュウの方面から、口三味線の越後獅子に毎々人を驚かした画家はモン・パルナッスから、追分、端唄、浪花節、あほだら経、その他の隠し芸を有った彫刻家や画家は各自に別れ住む町々から別離を惜みに来た。
島崎藤村 新生 青空文庫
「仇は、両国――もっと、近う」「はっ」「ただ今、唄の稽古じゃ」 小藤次が、口三味線のまま一寸振向いて、二人を見て、すぐ「うかりうかりと――」「うかり――」 仙波が「ちと、内談を――」「ひやかせば――内談か、聞こう」「申しかねまするが、御人払いを――」「人払い?
直木三十五 南国太平記 青空文庫
作例 · 標準
祖母は機嫌が良いと、よく家事をしながら楽しげに口三味線を奏でていた。
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三味線が手元にない時でも、師匠は口三味線で細かなリズムの取り方を教えてくれた。
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宴会の席で楽器が足りず、彼は見事な口三味線だけで座を大いに盛り上げた。
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2
標準
smooth talk
作例 · 標準
「あいつの口三味線に騙されて、結局高い壺を買わされてしまったよ」と彼は嘆いた。
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営業マンの鮮やかな口三味線を聞いているうちに、つい契約書にサインしてしまった。
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調子のいい口三味線ばかり並べているが、肝心の実力が伴っていないのが彼の欠点だ。
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