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思い切って

おもいきって
副詞
1
標準
resolutely
文例 · 用例
と大声が出て、立って居られずぺたんと草原に坐って、思い切って泣いてしまいました。
太宰治 葉桜と魔笛 青空文庫
同じ思いが、仲間の顔色に読まれる、飯を炊くのに、未だ時間がある、思い切って天幕から一、二間歩き出した、岩を二ツ三ツ飛び越えて、次第に爪先が上る、無辺無限の単調の線が、どこへ繋がって、どこへ懸っているのか、解らない……やはりあの空線の一つを辿っている。
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
この暴風雨がいつまでつづくか解らぬ、それよりも、差し当りこんなところに、今夜野宿が出来るか、否かが疑問である、思い切って谷へ下りようか、谷へ下りれば、この旅行の中止を意味することになる、一行は思い悩んで決し兼ねた……何だか筋骨を抜かれたように、気落がして、私も眼が重くなった。
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
あるいはもっと面白いのは口を思い切ってあんと開いて黙唱してみるといい。
寺田寅彦 歌の口調 青空文庫
白絹襟巻の紳士は、涸裂れた唇に熱い珈琲のコップを思い切って押しつけた。
――朝と昼―― 巴里のキャフェ 青空文庫
思い切って桃花の中へ入ってしまえば、何もかも忘れた。
岡本かの子 桃のある風景 青空文庫
夜だかが思い切って飛ぶときは、そらがまるで二つに切れたように思われます。
宮沢賢治 よだかの星 青空文庫
そして思い切って西のそらのあの美しいオリオンの星の方に、まっすぐに飛びながら叫びました。
宮沢賢治 よだかの星 青空文庫
作例 · 標準
例句
思い切って(おもいきって) — 幻辞.com