出来星
できぼし
名詞
標準
upstart
文例 · 用例
対手がまたその辺に対手欲しやでうろついてる出来星の吝な野郎じゃアありません、汝が身体さえ打棄ってる私ですもの、大臣だって、大将だって、大金持だって何だって、糸瓜とも思わねえのに、こればかりは大の贔屓で、心底から惚れています山の井の若先生。
— 泉鏡花 『三枚続』 青空文庫
本田|昇と言ッて、文三より二年|前に某省の等外を拝命した以来、吹小歇のない仕合の風にグットのした出来星判任、当時は六等属の独身ではまず楽な身の上。
— 二葉亭四迷 『浮雲』 青空文庫
釘といふものは、出来星の紳士と同じやうに、根締が弛むと、直ぐ頭を持ちあげたがるものなので、時々金槌で叩いておく必要がある。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
壁が乾かぬうちに、もう贅沢な夜具やランプなどを担ぎ込んで来る人もあったが、それは出来星の紳士らしい、始終外で寝泊りしている独身ものであった。
— 徳田秋声 『黴』 青空文庫
まず出来星の官員ならんか。
— 三宅花圃 『藪の鶯』 青空文庫
だから出来星の新真打がお客にかへられたら大変だと許り大熱演で聴かせると、一人も立つものゝない代りにはかへりの下足が大混雑で、未だこの真打はチヤチなもんさと大いに下足番に嗤はれた由である。
— 正岡容 『寄席風流』 青空文庫
が、大震災直後、かの甘粕大尉によつて大杉栄、伊藤野枝の殺害さるるや、出来星のルパシカ青年は忽ちにして影を秘めてしまつた。
— 正岡容 『大正東京錦絵』 青空文庫
きのうきょう出来星の圓朝の腕前なんか、爪の先へも及ぶべくなかった。
— 正岡容 『小説 圓朝』 青空文庫
作例 · 標準
彼は最近急に成功したが、いわゆる出来星というやつだろう。
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一夜にして有名になった出来星は、その後も注目され続けることが多い。
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出来星として現れた若手俳優が、主演に抜擢された。
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