糎程
糎程
名詞
標準
文例 · 用例
創道は環状軟骨の左二|糎程の所から最初刃を縦にして抉りながら斜上に突き上げているのですから気道は水平の刃で貫いてあります。
— 小栗虫太郎 『聖アレキセイ寺院の惨劇』 青空文庫
」 二 私は、喬介の推理に今更の様に唖然としながらも、鶴嘴の一方の刃先が長さ約五|糎程の撥形に開いた兇器――よく汽車の窓から見た、線路工夫の振上げているあの逞しい撥形鶴嘴を、アリアリと眼の中に思い浮べた。
— 大阪圭吉 『気狂い機関車』 青空文庫
特に其中、ゆつくりとした震動、例へば一分間に一糎程を靜かに往復振動するような場合に於ても、これを實際のまゝに書取らしめることが長週期地震計と名づけるものゝ特色である。
— 今村明恒 『地震の話』 青空文庫
例へばわれ/\が大地震の場合に於て屡經驗する通り主要動の大いさを十糎と假定すれば、初期微動は一糎程度のものであるので、もしかういふ大いさの地動が、一秒間に二三回も繰返されるほどの急激なものであつたならば、木造家屋や土藏の土壁を落し、器物を棚の上から轉落せしめる位のことはあり得べきである。
— 今村明恒 『地震の話』 青空文庫
針については資料は少いが、長くなると落下速度も大きくなることは確かであって、短いものでも一秒間に三十糎、長いものでは七十糎程度のものであった。
— 中谷宇吉郎 『雪』 青空文庫
この場合、測定が精密でかつ正確になされたということは、観測値がぴたりと曲線の上に載ることから言われるのであるが、よく考えて見ると、大抵の場合は、図の上での曲線の高さは十糎か二十糎程度である。
— 中谷宇吉郎 『地球の円い話』 青空文庫