大作家
だいさっか
名詞
標準
great writer
文例 · 用例
大作家になるには、筆の修業よりも、人間としての修業をまずして置かなくてはかなうまい、と私は考えた。
— 太宰治 『断崖の錯覚』 青空文庫
私は大作家になる素質を持っていないのだと思った。
— 太宰治 『断崖の錯覚』 青空文庫
私は、大作家になる望みを失い、一日いっぱい溜息ばかり吐いていたし、このままでいてはついには気が狂って了うかも知れぬと思い、せっかくの冬休みをどうにか有効に送りたい心もあって、その温泉行を決意したのであった。
— 太宰治 『断崖の錯覚』 青空文庫
大作家の素質に絶望した青年が、つまらぬ一新進作家の名をかたって、せめても心やりにしているということは、実にみじめで、悲惨なことではないか、と思えば、私はいても立っても居られぬ気持であった。
— 太宰治 『断崖の錯覚』 青空文庫
ああ、死んだ大作家は仕合せだ。
— 太宰治 『道化の華』 青空文庫
終戦後大作家まで自分の作品を棚に上げたもっともらしい文学論を書いているが、凡百のそれらの文学論よりは「ファビアン」一冊の方が、どれだけ今後の文学の行き方を示しているか判らないくらいだ。
— 織田作之助 『土足のままの文学』 青空文庫
けれども、相手が、一八七六年生れ、一昔まえの、しかも外国の大作家であるからこそ、私も甘えて、こんな試みを為したので、日本の現代の作家には、いくら何でも、決してゆるされる事ではありません。
— 太宰治 『女の決闘』 青空文庫
(深い溜息をついて、)大作家にはなれますまい。
— ――当りまえのことを当りまえに語る。 『もの思う葦』 青空文庫
作例 · 標準
ノーベル文学賞を受賞した彼は、当代きっての大作家だ。
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その壮大な物語は、まさに大作家と呼ぶにふさわしい筆致で描かれていた。
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彼の作品は、多くの読者に愛され、彼は国民的大作家となった。
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