諸生
しょせい
名詞
標準
文例 · 用例
鬱し怒れる音調|以て、「愛想の尽きた獣だな、汝、苟くも諸生を教へる松川の妹でありながら、十二にもなつて何の事だ、何うしたらまたそんなに学校が嫌なのだ。
— 泉鏡花 『妖怪年代記』 青空文庫
諸生徒はおの/\その故郷の語、若くはその最も熟したる語にて、一篇の詩を作り、これを式場に持ち出でゝ讀むことなり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
ハツバス・ダアダア先づ開場の演説をなし、諸生徒は次を逐ひて詩を讀みたり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
この夕ベルナルドオは晩く歸りて床に入りしが、翌朝は彼が退校の噂諸生の間に高かりき。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
西班牙の磴を避けてとほり、道にて逢ふときは面を掩ひて知らしめず、式の日などに諸生の群にありてこれに近づくときは、友の身を盾に取りて見付けられぬ心がまへしたりき。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
有機物の有する本能の方向に諸生物は生じた。
— 有島武郎 『惜みなく愛は奪う』 青空文庫
諸生物の本能の有する方向に人間は生じた。
— 有島武郎 『惜みなく愛は奪う』 青空文庫
先に立ちたるは、かち色の髪のそそけたるを厭はず、幅広き襟飾斜に結びたるさま、誰が目にも、ところの美術|諸生と見ゆるなるべし。
— 森鴎外 『うたかたの記』 青空文庫