患家
かんか
名詞
標準
patient's house
文例 · 用例
老先生と若先生と二人で患家を引受けていたが、老先生の方はでっぷりした上品な白髪のお茶人で、父の茶の湯の友達であった。
— 寺田寅彦 『追憶の医師達』 青空文庫
ほかの看護婦に訴えてもマゴマゴしたり、躊躇したりしている事を彼女はグングン断行して安静に一夜を過ごさせたので、臼杵病院の姫草さんと言う名前が、私の名前よりも先に患家の間に好評を博した事は、決して不自然でなかった。
— 夢野久作 『少女地獄』 青空文庫
それから十日ほどは働きに市内の患家に行きました。
— 倉田百三 『青春の息の痕』 青空文庫
そのうちに彼女は患家に働きに行き二週間ほどになります。
— 倉田百三 『青春の息の痕』 青空文庫
彼女は患家先きに働きに行っていました。
— 倉田百三 『青春の息の痕』 青空文庫
もとより彼女は患家を去り私はあえて叔母の心を乱さすならば会えないことはありません。
— 倉田百三 『青春の息の痕』 青空文庫
それで二人はただ二時間ほど患家さきから暇をもらってある旅館であいました。
— 倉田百三 『青春の息の痕』 青空文庫
患家の秘密を無暗に他所で饒舌るようでは医師の商売は立ち行きませんからね」 青年はこれを聞くとようよう安心したらしかった。
— 夢野久作 『霊感!』 青空文庫
作例 · 標準
往診カバンを抱えた医師は、夕闇に沈む患家の門を静かに叩いた。
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看護師は、療養生活を支える患家の家族に対しても細やかなアドバイスを送っている。
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伝染病の疑いがあるため、保健所職員が患家の消毒作業にあたった。
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「お邪魔します。その後の具合はいかがですか?」と、医師は患家の居間に腰を下ろした。
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