小利口
こりこう
形容動詞名詞
標準
clever
文例 · 用例
なんて珍らしくもない話に大仰に驚いて見せたり、一から十まで嘘ばかりの社交を行ひ、天晴れ上流の客あしらひをしてゐるつもりのケチくさい小利口の大馬鹿野郎どもに、この龍宮の鷹揚なもてなし振りを見せてやりたい。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
小利口にきび/\と立※る、朝は六つ前から起きて、氣輕身輕は足輕相應、くる/\とよく働く上、早く江戸の水に染みて早速に情婦を一つと云ふ了簡から、些と高い鼻柱から手足の爪まで、磨くこと洗ふこと、一|日十|度に及んだと云ふ。
— 泉鏡太郎 『片しぐれ』 青空文庫
小利口にきび/\と立※はつて、朝は六つ前から起きて、氣輕身輕は足輕相應、くる/\とよく働く上、早く江戸の水に染みて、早速情婦を一つと云ふ了簡から、些と高い鼻柱から手足の先まで磨くこと洗ふこと、一日十度に及ぶ。
— 泉鏡太郎 『二た面』 青空文庫
なんて珍らしくもない話に大仰に驚いて見せたり、一から十まで嘘ばかりの社交を行ひ、天晴れ上流の客あしらひをしてゐるつもりのケチくさい小利口の大馬鹿野郎どもに、この竜宮の鷹揚なもてなし振りを見せてやりたい。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
「パリの警察は明敏だと褒められているが、ただ小利口なだけなんだよ。
— THE MURDERS IN THE RUE MORGUE 『モルグ街の殺人事件』 青空文庫
今の学生に一番いけないのは、小利口な点にある、物いうことから先に覚えて、議論ばかり巧者だ。
— 伊藤左千夫 『廃める』 青空文庫
おなじ押借りのたぐいでも、攘夷のためとか御国の為とか云えば、これに勿体らしい口実が出来るので、小利口な五右衛門も定九郎もみんな攘夷家に早変りしてしまった。
— 異人の首 『半七捕物帳』 青空文庫
虚偽の文明と卑しい私慾の為に、天地生々の気を強いて傷害し密かに分別あることを誇る、小利口で刻薄無情の人民の国の人口は増加しないという事情はあっても、世界全体の人類は確かに繁昌しつつあるのである。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
作例 · 標準
彼は小利口すぎて、本当の賢さとは違う気がする。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
小利口なやり方でその場をしのいだが、後で大きな問題になった。
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小利口な子供は、親の裏をかくのが得意だ。
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