胸襟を開く
きょうきんをひらく
表現動詞-五段-カ行
標準
to be frank
文例 · 用例
この三年の間、同じ窓に學びし友の、一半は地方に別れ行き、都に殘れるものも、相逢うて胸襟を開くこと稀なれば、暇ある時を擇びて、二日三日、共に江湖の外に優遊して、積もれる思ひを吐きつくさばやとて、羽衣、烏山二子と共に、かれこれ其の遊ぶ處を議したる末、遂にわれ東道の主人となりて、房州にゆくことに決す。
— 大町桂月 『房州紀行』 青空文庫
互に胸襟を開くなどいって一杯飲み合うことなどがある。
— 新渡戸稲造 『イエスキリストの友誼』 青空文庫
5.ドイツ人は、外部に向つて大抵打ち解けないが、家族だけ寄つた内輪では胸襟を開く。
— 關口存男 『新獨逸語文法教程解説』 青空文庫
人としてまた藝術家としての芥川龍之介にとつて、最も致命的――嗟、この言葉こそ今は最も文字通りに讀まなければならなくなつたが――なものは、彼が多くの場合、否、殆どいつも容易に胸襟を開くことの出來ない人であつたといふ一點である。
— 佐藤春夫 『芥川龍之介を哭す』 青空文庫
人間が仲良くなる時、胸襟を開くとは言うけれど、背中を見せ合うということは、絶対にしないものだ」 私はその矢木の言説に、半分賛成したが、半分反対の気持があった。
— 梅崎春生 『狂い凧』 青空文庫
一杯飲んで胸襟を開くと皆うい奴だ。
— 佐々木邦 『ロマンスと縁談』 青空文庫
社の為めだ」「いや、一晩飲んで胸襟を開くんだよ」 と大先輩は別に画策するところがあった。
— 佐々木邦 『負けない男』 青空文庫
作例 · 標準
互いに胸襟を開いて本音をぶつけ合ったことで、長年のわだかまりがようやく解消された。
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「今夜は仕事のことは忘れて、みんな胸襟を開いてざっくばらんに話そうじゃないか」
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難航していた合併交渉だったが、相手企業の社長が胸襟を開いて真意を語ったことで一気に進展した。
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