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在り来たり

ありきたり
名詞-の形容詞形容動詞名詞
1
標準
common
文例 · 用例
下町の粋と云われる茶屋の板前に感心して見たり、仁左衛門や鴈治郎の技巧を賞美したり、凡べて在り来たりの都会の歓楽を受け入れるには、あまり心が荒んでいた。
谷崎潤一郎 秘密 青空文庫
「それで子供を生んでもらうためなんてしらじらしい、ありきたりの嘘を云ったのですか。
岡本かの子 渾沌未分 青空文庫
ありきたりの気取りに対するたたかいです。
太宰治 美男子と煙草 青空文庫
封筒の片隅を指先で小さくむしっておいて、結いたての日本髪(ごくありきたりの髷だったが、何という名だか園は知らなかった)の根にさした銀の平打の簪を抜いて、その脚でするすると一方を切り開いた。
有島武郎 星座 青空文庫
ありきたりの品物だけれども、大事に取り扱われているためか、その瑠璃色の部分が透明で、美しい光沢を持っていた。
有島武郎 星座 青空文庫
骨を入れて蝙蝠傘のような形に作った白紙の笠、これとてもありきたりのものだが、何んとなく清々しくって、注意してみると、一カ所、針の先でいくつとなく孔を明けた所があった。
有島武郎 星座 青空文庫
宮子がそう思ったのは、実は、彼女は昔下鴨から女専へ通っていた頃、やはり同じ下鴨の下宿から三高へ通っている学生に、彼女の方から話しかけて親しくなったあげく、その学生の下宿でありきたりの関係に陥ったことがある。
織田作之助 それでも私は行く 青空文庫
この間の事情に就ては述ぶべきことが多いが、何れはありきたりのものだ。
織田作之助 俗臭 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日在り来たりについて考えている。
在り来たりという言葉は日本語で重要だ。
彼は在り来たりの意味を理解している。
この文には在り来たりが含まれている。