経帷子
きょうかたびら
名詞
標準
white kimono in which dead person is dressed
文例 · 用例
マダム・ハヤミの奴、大理石の経帷子きこんで昨夜|晩く神戸へ行ったぞ、おい、君。
— 吉行エイスケ 『飛行機から墜ちるまで』 青空文庫
何にもなきゃ経帷子を縫って遣ら。
— 泉鏡花 『浮舟』 青空文庫
「私が死んだら、姉さん、経帷子も何にも要らない、お嬢さんに頂いた、この半襟を掛けさしておくれよ、頼んだよ。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
羽ばかり秋の蝉、蜩の身の経帷子、いろいろの虫の死骸ながら巣を引※って来たらしい。
— 泉鏡花 『茸の舞姫』 青空文庫
経帷子にでも着換えるのか、そんな用意はねえすべい。
— 泉鏡花 『神鷺之巻』 青空文庫
風呂敷に包まれた物というのは、白い新しい経帷子であった。
— 岡本綺堂 『経帷子の秘密』 青空文庫
自分の親戚あるいは知人の家に不幸があって、かれは経帷子を持参する途中であったかも知れない。
— 岡本綺堂 『経帷子の秘密』 青空文庫
隠して置くべきことでもないので、お峰はかの老婆と経帷子の一条を夫にささやくと、亭主の由兵衛も眉をよせた。
— 岡本綺堂 『経帷子の秘密』 青空文庫