納刀
のうとう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
sheathing a sword
文例 · 用例
――例えば、信州|諏訪神社には三百何十|口という古来からの奉納刀がありますが、この中で、錆ていなかったのは、五|口ともありませんでしたな。
— 空の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
そのうとうとした、まどろみ心地の夢の中で、だれも皆人々は、母の懐中に抱かれて居た、幼なき時の記憶を思ひ、なつかしい子守唄を思ふのだつた。
— 萩原朔太郎 『冬の情緒』 青空文庫
あゝ、あこがれのその歌よ、そゞろぎわたり、胸に沁みさもこそ似たれ、陸奧の卒都の濱邊の呼子鳥、なくなる聲のうとう、やすかた。
— 上田敏 『牧羊神』 青空文庫
よく響くその声が、道太のうとうとしている耳にも聞こえた。
— 徳田秋声 『挿話』 青空文庫
周平は二階の室で、午睡とも云えないほどのうとうととした気持で、聞くともなく蝉の声に耳をかしていた。
— 豊島与志雄 『反抗』 青空文庫
この三人にも、同じように、夜の影は、彼等のうとうとしている眼と取留めのない思いとが心に浮ばせた通りの姿をして現れた。
— 上巻 『二都物語』 青空文庫
幾度も幾度も、このうとうとしている旅客はその亡霊に尋ねるのであった。
— 上巻 『二都物語』 青空文庫
刺戟性の酒類を飲みながら、鈍重な食物で胃腸を充たした時に必ず随伴する、かのうとうとした状態――われ等に取りて、これ以上始末におえぬ状態はめったにない。
— SPIRIT TEACHINGS 『霊訓』 青空文庫
作例 · 標準
武道大会で、選手は皆、美しい所作で納刀した。
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居合道の稽古では、抜刀から納刀までの一連の流れが重要だ。
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彼は刀を鞘に納刀すると、深く一礼した。
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