飛び道具
とびどうぐ
名詞
標準
firearms
文例 · 用例
市五郎は鉄砲を用意して行こうかといったが、飛び道具をたずさえていると門検めが面倒であるというので、甚七は反対した。
— 岡本綺堂 『馬妖記』 青空文庫
「馬、馬鹿者ッ、何を致すかッ」 身には揚心流小太刀の奥義があっても、何しろ対手の武器は飛び道具でしたから、叫びつつも京弥がたじろいでいるとき、再びぱッときな臭い煙硝の匂いが散るや一緒で、第二発目が轟然とまた駕籠中目ざしながら放たれました。
— 続旗本退屈男 『旗本退屈男 第二話』 青空文庫
他は南蛮渡来の妖しき種ガ島――茲に緩急、二様の飛び道具同士が、はしなくも命を的に優劣雌雄を決することに立到りましたが、勿論、これは贅言を費す迄もなく、その武器の優劣と言う点から言えば、手裏剣よりも短銃に七分の利がある筈でした。
— 続旗本退屈男 『旗本退屈男 第二話』 青空文庫
わざわざ駕籠先に馬の胸前を飾りつけさせたのは、実にその飛び道具の襲撃を避けるためでした。
— 千代田城へ乗り込んだ退屈男 『旗本退屈男 第十一話』 青空文庫
時々、書斎に定めたあの物々しい飛び道具や飾り物のしてある座敷に入つて机の前に坐つたが、昼間の勉強には容易に慣れられなかつた。
— 牧野信一 『籔のほとり』 青空文庫
今の世の中でも、もしもピストル以上の飛び道具を全部なくしたならば、選挙のときには恐らく政党は演壇に立って言論戦なんかやりません。
— 石原莞爾 『最終戦争論』 青空文庫
飛び道具には敵すべくもない。
— 国枝史郎 『八ヶ嶽の魔神』 青空文庫
」と小一郎は呻いたが、要害さえも解っていない、敵は目に余る大勢である、飛び道具さえ持っている、どうする事も出来なかった。
— 国枝史郎 『神秘昆虫館』 青空文庫
作例 · 標準
かつての武士は刀の鍛錬だけでなく、弓矢や火縄銃といった飛び道具の扱いも重んじた。
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現代の軍事技術は飛び道具が中心となり、兵士が直接対峙する格闘戦は影を潜めている。
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素手での格闘には絶対の自信があるが、飛び道具を使われるとさすがに勝ち目がない。
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