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突っ慳貪

つっけんどん
形容動詞
1
標準
文例 · 用例
そんな時に何なんですかと突っ慳貪に言って自分の顔を見る細君などはたまらないではありませんか。
帚木 源氏物語 青空文庫
こんな乱暴で理不尽な苛立ちを突っ慳貪にぶつけられても、普段の落ち着きとはほど遠いので、心がひどく乱れていると思わざるを得ない。
THE ADVENTURE OF THE DYING DETECTIVE 瀕死の探偵 青空文庫
」 怒りの絶項に達したような突っ慳貪な声をあげてふと背後を振り向いた途端、私は今でもこの時の笑止千万を……そして私にとって快この上もない胸の透くような想い出を忘れることができぬのであった。
橘外男 陰獣トリステサ 青空文庫
「先刻何か捜していたようだが、ありゃ何だい」 平次の間は少し突っ慳貪でした。
百四十四夜 銭形平次捕物控 青空文庫
佐七があんなに萎れているのを見ると、かえって可哀想になりましたよ」「娘は居たかい」「奥に寝ている様子でしたが、親父があんまり突っ慳貪なんで、気を揉んで起きて来ましたよ。
お民の死 銭形平次捕物控 青空文庫
」 案に相違して、突っ慳貪に、両袖を払った新九郎は顔を上に反向けて、わざと、言葉まで常より荒い伝法づかい。
吉川英治 剣難女難 青空文庫
それから急にツッケンドンなものいいおしだから、大方それが腹をお立ちの原因であろうと思う。
泉鏡花 化鳥 青空文庫
しかし記代子は放二にたのむ気持はないから、ツッケンドンに、放二を見下して、「私、あなたから、お金かりようなんて思わないのよ。
坂口安吾 街はふるさと 青空文庫