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布目

ぬのめ
名詞
1
標準
texture
文例 · 用例
その白銀を磨いた布目ばかりの浪もない。
泉鏡花 鷭狩 青空文庫
日頃のお苦みに疲れてか、まあ、すやすやとよく寝て、」 と、するすると寄った、姿が崩れて、ハタと両手を畳につくと、麻の薫がはっとして、肩に萌黄の姿つめたく、薄紅が布目を透いて、「明ちゃん……」 と崩るるごとく、片頬を横に接けんとしたが、屹と立退いて、袖を合せた。
泉鏡花 草迷宮 青空文庫
」 何事だろうと、布目を覗く若い娘をたしなめて、内の障子より清純だというのに、卓子掛の上へ真新しいのをまた一枚敷いて、その上を撓った指で一のし伸して、「お紅茶?
泉鏡花 薄紅梅 青空文庫
張物も五百が尺を手にして指図し、布目の毫も歪まぬように陸に張らせた。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
それを、蚊帳ヴェールで避ければ布目にたかってくる。
有尾人 人外魔境 青空文庫
遠景の空は、一色の黝ずんだ灰色に手荒く塗りつぶされて、処々にカンヴァスの布目が覗き出していた。
豊島与志雄 二つの途 青空文庫
手足は※のように膨れ、背中は曲り、頭はぞっとするような吹出物と瘡蓋に蔽われ、指の股には壁蝨が食いこみ、腹のあたりにわずかに纒いついている衣服の名残には、虱と南京虫が布目も見えぬほどに這いまわっていた。
久生十蘭 カストリ侯実録 青空文庫
釦の丸さなりにはっきりと布目がうつっているのである。
久生十蘭 金狼 青空文庫
作例 · 標準
この布は布目が粗く、通気性が良い。
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職人が布目の美しい織物を作り上げた。
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布目を数えて、刺繍の場所を決めた。
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