方輿
ほうよ
名詞
標準
文例 · 用例
『方輿勝覧』に、湖北岳州府の池に棲んだ大蛇を呂巌が招くと出て剣に化けたといい、美女の髪が蛇になった話は、藤沢氏の『伝説』信濃巻に出で、オヴィジウスの『|変化の賦』には、人の脊髄が蛇となると述べた。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
それ『大清一統志』巻二六四を御覧、『方輿勝覧』を引いて、四川の大輪山、〈群峰|環り列なる、異人奇鬼のごとし、あるいは車に乗り蓋を張る、あるいは衣冕峩冠す、あるいは帯甲のごとく、あるいは躍馬のごとく、勢い奔輪のごとき故に名づく〉。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
彼は直接に顧炎武の學を傳へては居らぬが、徐乾學と顧炎武との關係より、この地に集まつた人は浙西派の人たちで、これは多く經學となつたが、しかし目的が地理の編纂であつたので、中には顧祖禹などがあり、讀史方輿紀要を作つた。
— ――史記より清初まで―― 『支那史學史概要』 青空文庫
私はこの機會に小泉遞相並に大方輿論に一言訴へ度い。
— 土井八枝 『隨筆 藪柑子』 青空文庫
「花園院御記」には、御割子(中食)ノ後、鳥羽桟敷ヲ数刻ニテ出御、今度ハ四方輿ナリ。
— 世の辻の帖 『私本太平記』 青空文庫