人を食った
ひとをくった
表現形容詞-語幹
標準
arrogant
文例 · 用例
」と云うと、ぎっくり腰を折って、膝の処へ一文字に、つん、と伏せた笠の上、額を着けそうにして一ツおじぎをした工合が、丁寧と言えば丁寧だが、何とも人を食った形に見える。
— 泉鏡花 『浮舟』 青空文庫
家人を食った蚊の腹は、あかく透きとおり、私を食った蚊の腹は、くろく澱んで、白紙にこぼれて、かの毒物のにおいがする。
— 太宰治 『創生記』 青空文庫
そして例の人を食った冷やかな調子で、煙草に火をつけた。
— コナン・ドイル 『空家の冒険』 青空文庫
人を食ったまねをしやがったなッ」 相手もあろうに、まさしく右門を目ざしての手裏剣でしたから、ちょっとけしきばんで立ち上がろうとすると、間をおかないで二本めが、あやうく左をかすめながら、プツリ、またうしろのふすまに突きささりました。
— 曲芸三人娘 『右門捕物帖』 青空文庫
そちらのいちばんはじにいるやつは何商売だ」「てまえは米屋にござります」「次はなんじゃ」「やお屋の喜作と申します」「その次の顔の長いのはなんじゃ」「なげえ顔だからそんな名まえをつけたんじゃござんせんが、あっしゃ炭屋の馬吉と申しやす」「人を食ったこと申すやつじゃな。
— 卍のいれずみ 『右門捕物帖』 青空文庫
さっきからどうも何かだいじな忘れ物をしているように思ったから、いっしょうけんめいああやって廊下を歩きながら考えていたんだが、よく考えてみりゃ、おら、おなかがへっているよ」 人を食ったことに空腹だといったものでしたから、出鼻をくじかれて、伝六が当然のごとくに鳴りだしました。
— 耳のない浪人 『右門捕物帖』 青空文庫
その中を長いキセルでぽかりぽかりと悠長な煙を吐きながら、変わり種の清正が美人の妓生とぬれ場をひとしきり演ずるというのですから、ずいぶんと人を食った清正というべきですが、それよりももっと見物をあっといわした珍趣向は、そのぬれごとのせりふが全部朝鮮語であるということでした。
— 南蛮幽霊 『右門捕物帖』 青空文庫
「人を食ったまねしやがったな。
— のろいのわら人形 『右門捕物帖』 青空文庫
作例 · 標準
彼の自信満々な、人を食ったような態度は少し鼻につく。
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その新人俳優は、デビュー作から人を食ったような演技で注目を集めた。
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あまり人を食ったような態度でいると、皆から嫌われてしまうぞ。
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