棚経
たなぎょう
名詞
標準
chanting sutras in front of a shōryōdana (of a monk during the Bon Festival)
文例 · 用例
棚経を読んでしまってから、彼は近ごろ御親類中に御不幸でもござったかと訊いた。
— 津の国屋 『半七捕物帳』 青空文庫
六十ばかりの痩せた僧が仏壇の前で棚経を読んでいた。
— 岡本綺堂 『箕輪心中』 青空文庫
さて魂むかえの夕べは家々の門に迎火の光り淋しく、法衣着た人々の棚経に忙しきも何やらん意味ありげだ。
— 柴田流星 『残されたる江戸』 青空文庫
坊様に、棚経を読んで貰はねば納らぬ、と言つた仏法式の姿をとつて行つた。
— 折口信夫 『若水の話』 青空文庫
中臣祓へばかり唱へてゐる様な下級の神主・陰陽師、棚経読んで歩く様な房主をはじめ、今言ふ諸職人・小前百姓・猟師・漁人などに到るまで、多くは土地に固定した基礎を持たない生計を営む者である。
— 折口信夫 『若水の話』 青空文庫
作例 · 標準
「お盆の暑い盛りに、額に汗を浮かべながら棚経をあげてくださるお坊さんには頭が下がる。」
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「実家に帰省した際、久しぶりに棚経の読経を聞きながら、亡き祖父の思い出に浸った。」
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「棚経の合間に、住職が最近の寺の様子や世間話を気さくに話してくれた。」
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